潮流とは?
釣りでいう潮流とは、釣り場に発生する潮の流れのことである。流れの速度や方向によっ呼
び名は異なるが、堤防では横に流れる【横流れ】がほとんどだ。
潮流は潮の干潮の差や地形の変化によって流れる方向・速度が変わってくる。そして、それは
釣果に大きく影響してくる。
ルアー釣りの場合、釣り座を移動しながらの釣りが可能なので、潮の流れとルアーの通し方
を考えながら狙うことができる。
釣れる流れとは?
魚は基本的に流れに向かって頭を向けている。特に小魚は群れを作って外敵から身を守っい
る。玉のように群れる理由はいくつかあるが、弱い個体ほど外周に追い出される傾向にある。
その弱い個体を狙っているのがフィッシュイーターだ。
逆に流れがないと魚の群れの向きも散漫になり、弱い個体を見つけにくく、効率のいい捕食
活動がしにくくなる。つまり流れがない場合は魚の活性が落ちるのだ。
しかし、流れがあれば全ての魚の活性が高くなるわけではない。泳ぎが得意な魚は早い流れ
でも持ち前の泳ぎでエサを捕食し、泳ぎがあまり得意な魚でない場合は流れの穏やかな場所
に好んで生息する。
つまり、魚種によって好む流れを知って的確に狙う必要がある。
流れの方向を考えた釣り
ルアー釣りはえさ釣りと違って魚に食べ物と認識させなければならない。
じっとルアーを止めていても釣れる確立は低い。魚の興味をルアーのアクションでひかせる
ことが重要である。
これにプラスして流れの向きを考えた釣りが重要となる。数歩移動しただけでいきなり釣りは
はじめることはよくあるので、流れに対して同じ場所から釣り続けるのではなくて、流れの向
きを考えてルアーを流してみよう!!
そしてもう一つ重要なのが光の角度だ。ルアーは光の反射を利用したものがとても多いので
ちょっとだけ光のあたる方向を変えてみるのも手段の1つだ。
光の角度を変えるだけでアピール力が格段に増していきなり釣れることもよくある。
陽が射す方向に対するルアーの角度、常夜灯に対しての立ち位置も考慮してルアーのアピール
力の調整を行いながら狙ってみよう。
投げ方と特徴
①アップストリームキャスト
潮上にキャストして緩やかに弧を描くように流れを横切る。流れよりも早く巻かなければ
ルアーのアクションが小さくなる。
②クロスストリームキャスト
正面にキャストする。潮下側からルアーを引くためゆっくりとルアーを巻いてもルアーはしっ
かりアクションする。
③ダウンストリームキャスト
潮下にルアーをキャストして巻いてくる。ルアーを止めると潮流の抵抗でルアーをドリフトさせることができる。
釣果をあげる方法は以下の3つの知識を組み合わせることで最大限発揮できる!!
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