今や巨大な埠頭に囲まれた横浜港だが、港が膨張する以前に船溜まるを守っていたのが沖堤群である。
釣り場としても古くから親しまれる。
短竿にタイコリールという独特のスタイルでクロダイを狙うファンも多い。
現在の沖堤防は、一番奥の旧赤灯・旧白灯、ベイブリッチの下にある沖赤灯、ハナレ、沖白灯、テトラ、港口に位置する第一新堤、D突堤から形成される。
いずれも多彩な釣り物に恵まれているが、メバル、アジのライトルアーでは旧赤灯、旧白灯、第一新堤、D突堤がお勧め。
渡船は新山下に1軒あり、完全な渡船システムが整っているため、予約をせずにふらりと訪れても問題なく釣り場に渡れる。
船は約1時間おきに発着するため、時間の制限なく、また半夜釣りや翌朝の船で港に帰る夜通しコースも用意され、夜釣りが中心のアジ釣りにも絶好のフィールドである。
また、渡船宿の対応もしっかりしているため初めての訪問でも安心。
ライフジャケットの着用、乗船名簿の記入など沖堤防で遊ぶためのルールはしっかり守ってほしい。
渡船お問い合わせ
山本釣船店店 045-622-0997
横浜沖堤(山本釣船店)の場所
電車
みなとみらい線「元町中華街」駅5番出口より徒歩3分
車
国道16号線、桜木町駅前を左折し、県庁・山下公園方面へ進む。
山下橋を渡ったら、すぐに左方向の道路に進入すると目の前にある。
高速道路利用
山下ICで下車。山下埠頭の方面出口に進む。
山下橋の信号を左折して、橋を渡ったらすぐ左方向の道路に進入すると目の前です。
釣りポイント
出典:http://www.tk-kuroken.jp/past_yokohama.html
〇第一堤防・D突堤
港奥にに位置する古い堤防と比較すると広さがあり、高さも手ごろで居心地が良く、初心者連れでも安心して楽しめるのが第一堤防&D突堤である。
第一堤防は港口に延びるため、横浜港を出入りする魚の群れを直撃できる絶好のポイントである。
メバルの魚影も濃いが、特に1番のねらい目はアジだ。
サビキ釣りで釣る人が多いが、最近ではアジングのポイントとしても人気を集めるポイントである。
回遊は1年中あるが、ルアーで狙う場合9-10月が数釣りに向いている。
20-30cm級の良型が多く、40cmオーバーのマルアジもヒットする。
お勧めのポイントは第一堤防先端がベスト。灯台にある明かりが海面を照らし、くっきりとした明暗部を作っている。
潮も通り、いかにもなポイントであるだけに釣り人が集中する。
入釣は8名くらいまでであれば可能である。それ以上はかなり窮屈になってしまう。
〇旧赤灯&旧白灯
最も奥に位置する堤防で、周辺は水深もあまりなく足下で3-5mといったところである。
場所によってはさらに浅い。
しかし、このポイントはメバルの魚影が濃く、特に旧赤灯周辺に根が点在し魚のストック量も膨大である。
盛期は簡単に釣れるアタリも頻繁にあるので、初心者でも簡単に釣れる。
メバルのシーズンは3-5月がピークでその頃は誰でも数釣りが楽しめる。
ポイントは旧赤灯の四畳半側の付近がベスト。
この周りは沈み根が多いうえに海藻もよく繁茂するため、メバルの着きがかなり良い。
扇状にキャストして広く探るのが良い。
旧白灯は堤防の際を狙うのが良し。沖目を狙ってもよいが、闇雲に投げるよりかは無難に際を責めるのが良い。
〇釣り方
ルアーはジグヘッドリグを推奨。
ジグヘッドは1~1.5gを使う。風や流れで釣りにくい場合はスプリットショット、キャロリグにす。
しかし、その場合はジグヘッドは1g以下のものを使用すること。
アジのタナは水深から半分くらいまでのことがほとんどである。
そのため、キャスト後まず底どりしてそこから誘いあげる。
ただ巻きでは反応が悪いことが多く、2-3回ごとに小刻みなアクションを加えてはテンションをかけたフォールを繰り返す、アジは99%フォール中に食う。
潮が抜けるD突堤との間もアジの実績が高く、同様の釣り方でヒットする。
灯台側に人が多い場合はこちらを狙うと良い。※D突堤側から狙う人もいるので要注意
〇釣りシーズン
※今回はアジとメバルに特化してご紹介。
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